2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ふくら雀の作り帯 -11-

完成! 出来上がった作り帯を娘の振袖に合わせてみました。作り帯さえ前日に作っておけば、当日の帯結びは10分足らずでできてしまいます。おおむね結んだ時と遜色ない形に仕上がりました。 背中の中をのぞくと少しクリップが見えますが、こんな風にのぞき込…

ふくら雀の作り帯 -10-

後ろの補強 22. 普通のお太鼓よりも形が崩れやすいのひっくり返して後にもクリップで留めます。背中側から見るとこんな感じです。 23. 箱ヒダの部分も洗濯バサミ(ここでは待ち針の代わりに使う裁縫用の仮止めクリップを使いました)もペーパークリップに変…

ふくら雀の作り帯 -9-

背負うための準備 19. ここからは通常のお太鼓の作り帯と同じです。タレ先を織り上げます 20. 帯締めと仮紐を通したら背負ったときにズレないようにクリップで留めます。 21. 胴を巻く部分に帯板を入れます。

ふくら雀の作り帯 -8-

形を整える 17. ここから一気にふくら雀の形が見えてきますよ。お太鼓の左側に作ってあった羽は結んでいた紐が丁度帯枕の中心に来るように戻します。(この帯は六通柄で左の羽は中抜きの部分が出てしまうのですが、地紋の紗綾形が織ってあり違和感がないので…

ふくら雀の作り帯 -7-

帯枕のセット 16. 普通のお太鼓作り帯と同様にクリップの上に帯揚げを掛けた帯枕をセットします。

ふくら雀の作り帯 -6-

お太鼓と羽を合わせる 14. 右に折ってよけていたお太鼓を元に戻します。多少のズレはあるかもしれませんが、お太鼓の三角の辺と手先の斜めのラインが大体重なるはずです。 15. きちんとかさねて帯クリップでずれないように留めます。

ふくら雀の作り帯 -5-

左の羽作り 12. 手先で残っている部分が右の羽になります。先ほど半幅を開いた部分を整理してあげましょう。 13. 落ち着きがよいようにクリップで留めてみました。この時写真のように三角定規のような三角の形を作ると収まりが良いようです。

ふくら雀の作り帯 -4-

右の羽作り 7右に折ったお太鼓の端から10cm程度の所で手先を写真のように上に折り上げます。 8更にもう1回ひねるようにします。 9ひねった部分を開いて幅を元に戻します。 10手先から30cmの所を内側に折ります。この部分は左の羽になります。(写真がぶれて…

ふくら雀の作り帯 -3-

お太鼓作り 5. ふくら雀の羽を作る前に最後にかぶせるお太鼓の部分を作っておきます。クリップから15cmの所に箱ヒダを作ってクリップで留めます。写真のように深い箱ヒダを取って帯の幅を狭くした方が最後の形が整います。 6. お太鼓ができたら右に折り返し…

ふくら雀の作り帯 -2-

手先の準備 4. 右に流しておいた半幅の部分を左に折って手先を用意します。写真の例では130cmにしていますが、出したい柄や着せつける人の体型でこの寸法は変わってきます。一度決まってしまうと同じ寸法で迷うことなくできると思います。身長157cm中肉中背…

ふくら雀の作り帯 -1-

タレ先の準備 ふくら雀は基本的にはお太鼓に近い帯結びだと思っています。それでお太鼓の折り方を応用してみました。まず1~3は普通のお太鼓の作り帯と同じ折り方で始まります。 1. まずは帯の「たれ」側を帯幅(両矢印)の3倍よけておきます。写真では帯が…

帯結びのはなし

きもの好きな姉と義母のおかげで沢山きものを持っています。今は年に2、3回くらいしか着ませんが、お正月は必ず着るようにしています。そして、娘にも小さい頃から叔母、姉、私のお下がりを着せてきました。それに加えて私の母も義母もただ一人の孫娘のため…